職務経歴書フォーマット完全ガイド|無料ダウンロード&職種別テンプレート付き!

転職成功ノウハウ

転職活動を始めるときに、多くの人が最初に悩むのが「職務経歴書の書き方」ではないでしょうか。

「そもそもどんな内容をどんな形式で書けばいいの?」「見本がないと不安…」そんな声をよく耳にします。

この記事では、職務経歴書の基本的な構成や書き方のポイント、そして職種別の記載例まで丁寧に解説。

さらに、すぐに使える無料テンプレート(Word・PDF・Googleドキュメント)もご用意しました。

初めての転職でも安心して職務経歴書が作れるよう、分かりやすくガイドしていきます。

職務経歴書とは?必要な理由と役割を知ろう

① 職務経歴書とは何か?履歴書との違い

職務経歴書とは、これまでの職歴や業務内容、実績を詳細に記載する書類です。

履歴書が「基本情報」や「志望動機」などを記す形式であるのに対し、職務経歴書は実務経験を中心に自己アピールするもの。

企業は職務経歴書を通して、あなたがどんな仕事をしてきたのか、そしてその経験が応募ポジションでどう活かせるかを見ています。

職種によっては履歴書以上に職務経歴書が重視されることもあるため、しっかりと準備することが重要です。

採用担当者の目に留まる職務経歴書を作ることで、面接につながる可能性が高まります。

② 職務経歴書が必要とされる理由

多くの企業は、履歴書だけでは把握できない応募者の実力や特性を職務経歴書から読み取ります。

特に中途採用では「何ができる人か」を短時間で判断する必要があり、具体的な経験や成果の提示が欠かせません。

また、書類選考に通るかどうかは、職務経歴書に記載された情報の質と構成に左右されることも多いです。

しっかりと構成された職務経歴書は、「この人に会ってみたい」と思わせる武器になります。

そのため、フォーマット選びや内容の工夫が非常に大切です。

③ いつ・誰に提出する?職務経歴書の使いどころ

職務経歴書は主に転職活動時に、履歴書とセットで企業へ提出する書類です。

転職エージェントを利用する場合も、職務経歴書は事前提出を求められるケースがほとんど。

また、応募する企業や職種によって、提出書式や記載内容のカスタマイズが必要な場合もあります。

一度作って終わりではなく、都度ブラッシュアップしていくことが求められます。

提出先に応じた書き分けを行うことで、書類選考通過率もアップする傾向にあります。

職務経歴書フォーマットの選び方と種類

① 主なフォーマット3種:編年体式・逆編年体式・キャリア式

職務経歴書には大きく分けて3つのフォーマットがあります。

「編年体式」は職歴を時系列で並べていく形式で、キャリアの成長を見せやすいのが特長です。

「逆編年体式」は最新の職務から記載するスタイルで、現在のスキルや経験を強調できます。

「キャリア式」は職種や職能ごとに経験をまとめる形式で、専門性の高い職種に向いています。

それぞれに適した場面があるため、自分の伝えたいポイントに合わせて選びましょう。

② フォーマット選びのポイント

職歴が長く、多様な経験を持っている方はキャリア式を活用することで全体をスッキリ見せられます。

一方で、キャリアが浅い場合や成長過程を見せたいときは、編年体式の方が効果的です。

ITエンジニアやデザイナーなど、プロジェクト単位で実績をまとめたい場合は逆編年体式がマッチします。

重要なのは、「採用担当者にとって読みやすいか」「あなたの強みが伝わるか」という視点で判断することです。

形式にこだわりすぎず、柔軟に使い分ける意識を持ちましょう。

③ 職種別おすすめテンプレート例

一般事務や経理職には、落ち着いた編年体式フォーマットが適しています。

営業職や販売職では、成果や数値が目立つようなレイアウトがおすすめ。

エンジニアやクリエイティブ職には、プロジェクト単位でスキルや使用ツールをまとめた逆編年体式が効果的です。

職種ごとに適したフォーマットを使うことで、読み手に伝わりやすい内容になります。

このあと紹介する無料テンプレートは、そういった視点で構成されていますのでぜひ活用してみてください。

【無料ダウンロード】職務経歴書テンプレート集

① Word形式テンプレート(一般職・営業職・IT系)

もっとも編集しやすく、多くの方に利用されているのがWord形式のテンプレートです。

書式を自由に調整でき、応募企業に合わせて内容をカスタマイズするのにも適しています。

ここでは3つの職種に合わせたフォーマットを用意しました。

▶ 一般職用:読みやすく安定したフォーマット。落ち着いた印象。

▶ 営業職用:実績を数値で表しやすいレイアウト。

▶ IT系用:スキル欄とプロジェクト経験を強調した設計。

② PDF形式テンプレート(印刷用)

PDF形式は印刷する際にレイアウトが崩れにくく、企業へ提出する用途に最適です。

また、スマホやタブレットで内容確認ができるため、外出先でも活用しやすい点がメリット。

Wordでの編集が苦手な方は、まずPDF形式を参考に内容を整えるとスムーズです。

そのまま印刷して手書きで記入する方にも向いています。

レイアウトやフォントも視認性を重視した、シンプルかつ整ったデザインです。

③ Googleドキュメント版テンプレート(共有・編集しやすい)

Googleドキュメント形式のテンプレートは、オンライン上での共有や編集がしやすく、クラウド保存に対応しています。

パソコンがなくてもスマホやタブレットから簡単に編集可能で、共同作業やキャリアアドバイザーとの添削にも便利。

テンプレートはGoogleドライブに保存しておけば、履歴書や職務経歴書を一元管理できます。

無料で使える上、レイアウトもWordに近いため違和感なく使用できます。

アカウントを持っていれば誰でも利用可能です。

職務経歴書の書き方:基本構成と注意点

① 基本構成と記載順序

職務経歴書には、一定の構成と記載のルールがあります。

以下の順序で整理すると、採用担当者にとって読みやすく、アピールもしやすくなります。

1. タイトル(職務経歴書)

2. 日付・氏名

3. 職務要約(これまでの経験を簡潔にまとめた導入)

4. 職務経歴(企業名・在籍期間・業務内容・実績)

5. 保有資格・スキル

6. 自己PR(仕事に対する姿勢や成果など)

② 各項目の具体的な記載例

たとえば「職務要約」では以下のように記載します。

「営業職として5年間、法人営業を担当。新規開拓から既存顧客のフォローまで幅広く対応。前年比120%の売上達成に貢献。」

「職務経歴」には以下のように記述します。

会社名:株式会社〇〇(2018年4月〜2023年3月)

【業務内容】法人営業部にて新規開拓を中心に担当。年間40社と新規契約を締結。

「スキル・資格」では、MOS、TOEIC、使用可能なソフトなどを記載しましょう。

③ やってはいけないNG例

職務経歴書では以下のような点に注意しましょう。

・文章が長すぎて読みづらい

・抽象的な表現で内容が伝わらない

・企業名や職種名の記載漏れ

・フォーマットがバラバラで視認性が悪い

相手に伝えることを意識し、「誰が見てもわかる内容」「成果を数字で示す」がポイントです。

実例で学ぶ!職種別職務経歴書の記載例

① 営業職の職務経歴書見本

【職務要約】

法人営業として7年間勤務。新規開拓・既存フォローを中心に担当。年間売上1億円超を継続的に達成。

【職務経歴】

株式会社セールス・ジャパン(2016年4月〜2023年3月)

・BtoB営業チームにて新規開拓をメインに担当

・年間50件以上の新規商談を獲得し、うち30件と契約

・社内MVPを2年連続で受賞

② ITエンジニアの職務経歴書見本

【職務要約】

Webシステム開発に5年以上従事。要件定義から運用保守まで一貫して対応可能。PHP、Laravel、AWSなどを使用。

【職務経歴】

株式会社テックブレイン(2018年5月〜現在)

・ECサイトのフルスクラッチ開発に参画

・チームリーダーとして3名のエンジニアをマネジメント

・月間PV10万超のWebアプリケーション運用実績あり

③ 事務職・経理職の職務経歴書見本

【職務要約】

経理業務に5年従事。日次処理から月次決算補助まで幅広く対応可能。正確性とスピードを両立。

【職務経歴】

株式会社オフィスパートナーズ(2019年1月〜現在)

・会計ソフト(弥生会計)を用いた入力処理

・月次処理と仕訳確認、経費精算対応

・年末調整の書類回収とチェック業務を担当

職務経歴書をもっと魅力的に見せるコツ

① 実績・成果を数字で表現する

職務経歴書では「成果」をできるだけ具体的に記載するのがポイントです。

たとえば「売上に貢献しました」と書くより、「前年比120%の売上を達成」と書くことで説得力が増します。

数字は視覚的にも目を引きやすく、内容を一瞬で理解してもらえる利点があります。

営業職だけでなく、事務職やエンジニアでも業務量や改善率などを数値化するとアピール度が高まります。

自分の貢献をどう数字に置き換えるか、意識してみましょう。

② 企業ごとに内容を最適化する

すべての応募先に同じ内容の職務経歴書を使い回すのはおすすめできません。

志望企業の業界や事業内容、求める人物像に合わせて、記載する内容を調整しましょう。

たとえば、マネジメント経験を重視する企業であれば、チーム管理やリーダー経験を前面に出します。

また、IT企業なら使用言語や開発環境を詳細に記載すると有効です。

職務経歴書も「応募書類の一つ」ではなく「営業ツール」として、戦略的に使っていきましょう。

③ 読みやすさを意識したデザイン

見やすい職務経歴書は、それだけで好印象を与えます。

適切な行間・余白を取り、見出しや箇条書きを活用することで読みやすく整理された印象になります。

一文を短めにし、段落ごとに話題を変えると、スラスラ読み進めてもらえます。

「1枚にまとめよう」と意識しすぎて文字が詰まりすぎないように注意が必要です。

読み手の立場に立って、心地よいレイアウトを意識しましょう。

まとめ:職務経歴書フォーマットの無料ダウンロードで転職活動を加速しよう!

職務経歴書は、あなたのキャリアを的確にアピールできる重要な書類です。

今回ご紹介したフォーマットを活用すれば、基本構成から書き方のコツ、具体的な記載例まで押さえることができます。

特に初めて作成する方にとっては、見本付きのテンプレートは心強い味方になるはず。

記事内でダウンロード可能なフォーマットを活用して、自分の経験や強みをしっかりと伝える職務経歴書を仕上げましょう。

転職の第一歩を、整った書類作成から始めてみませんか?